かつてはアニメやゲームといったフィクションのなかに留まっていたバーチャルキャラクターの活動範囲が、3D技術の進歩により広がっている。その代表的な例がVTuber(バーチャルユーチューバー)だろう。バーチャルと現実世界の距離はどんどん縮まりつつある。キャラクター召喚装置『Gatebox』による「もみちゃん」の展示も、こうした状況を表す事例のひとつだ。
バーチャルキャラクターを現実世界に召喚するデバイス『Gatebox』
『Gatebox』は、キャラクターを立体的に投影することで、現実に存在しているかのような臨場感を実現。カメラやマイクといったセンサーを活用することで、キャラクターとのコミュニケーションを取ることも可能にしている。キャラクターとともに暮らす生活を体験できるデバイスだ。
特別展示『光る江戸図で感じる日本』での作品解説
今回『Gatebox』が活用されたのは、成田国際空港での特別展示『光る江戸図で感じる日本』。訪日観光客や日本人旅行客に対し、日本の歴史・文化を紹介する催しだ。
この催しでは、国立歴史民俗博物館の所蔵する「江戸図屏風」の画像を元にファブリックパネルで制作された内照式「光る江戸図」を展示。さらに、『Gatebox』を使って同館の3Dキャラクター「もみちゃん」を召喚し、解説用ICT機器として、日本語、英語、中国語、韓国語の4言語で作品解説を行った。
サービス情報
- 『Gatebox』