まるで屏風みたいな三つ折りタブレットをTCLが公開。実用化は?

まるで屏風みたいな三つ折りタブレットをTCLが公開。実用化は?

中国の総合家電メーカーTCLが、ラスベガスで開催された世界的なテクノロジービジネスの見本市『CES 2020』で、開発中の折りたたみスマートフォンを披露した。2020年における通信デバイスのトレンドとして注目が高まる、折りたたみタイプのスマホ。Galaxyをはじめ、各社が続々とふたつ折りの製品化に乗り出すなか、TCLは三つ折りという、さらに斬新なコンセプトを提案している。

10インチの3K解像度ディスプレイをZ型(三つ折り)にコンパクトに折りたためるデバイス。蛇腹に折りたため、まるで屏風のようなデザインが特徴だ。折りたたまずに広げた状態のディスプレイは既存のスマートフォンよりもはるかに大きく、使い勝手もよさそうだ。折りたたんだ状態だとかなり厚みがあるものの、幅6.65インチの縦型デバイスとしても使える。場面に応じて画面を必要なだけ展開することで、スマホとしてもまたはタブレットとしても使用でき、用途は無限に広がるだろう。

TCLのグローバルマーケティング・ゼネラルマネージャーのステファン・ストレイト氏によると、「これは電話なのか、それとも何なのか」という疑問を度々ぶつけられるそうだ。対して同氏は、「何に分類するかの前に、私たちを突き動かしているのは、この斬新なアイデアをいかに実用化し、主流のテクノロジーにできるかという点にある」と、開発コンセプトを語っている。

公開された試作モデルではまだデモンストレーションビデオを再生したり、最低限の操作を試すくらいの装備しかない。製品化するためにはソフトウェアの準備が十分に整っていないことをストレイト氏も認めている。

また、TCLのスマホと言えば、コストパフォーマンスも魅力の一つだ。現在発売されている「TCL 10 L」「TCL 10 Pro」「TCL 10 5G」の3機種は、いずれの端末もハイスペックながら500ドル以下(約5万4170円)と、リーズナブルな価格で展開している。その点においても克服すべき課題がまだまだあるという。廉価な三つ折りタブレットの発売まではもう少し時間がかかりそうだ。

出典:THE VERGE

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