2020年7月1日から、全国でプラスチック製の買い物袋、いわゆるレジ袋が有料化される。店舗によってはすでに有料化しているため、ご存知の方も多いだろう。プラスチックの過剰な使用を抑制し、廃棄の問題や海洋プラスチックごみ問題、地球温暖化といった諸問題の対策を目的としている。
そのような状況で、プラスチックを使わない製品も増えてきている。プロジェクトチーム「sunaho」が提案するサスティナブルな弁当箱、BENTO box『COFFEE』もそのひとつだ。
コーヒーかすと竹粉を主材料にしたBENTO box『COFFEE』
『COFFEE』は、プラスチックを使わずに100%天然素材(シリコンパッキン除く)で成型された弁当箱であり、台湾との共同開発で作られている。
竹製品が盛んな台湾では、製造過程において竹のおがくずが大量に発生。また、コンビニやカフェなどでは毎日大量にコーヒーかすが出る。同製品はこうした、本来は捨てられてしまう素材をパウダー化して主材料としている。
メラミンやプラスチックは不使用なので、使い終えたときに可燃処分ができ、土に埋めれば土へ還る。製造時や使うときだけでなく、捨てるときのことまで考えた製品だ。
クラウドファンディングでファーストゴールを達成
『COFFEE』は、クラウドファンディングサイト「READYFOR」で制作費などの支援を募集。なお、台湾ではすでに同じ素材によるコーヒータンブラーがクラウドファンディングで成功をおさめ、商品化されているという。
同製品も多くの支援を集めており、2020年6月15日現在、ファーストゴールとして定めた200万円を達成。新たに400万円をネクストゴールとして、さらなる支援を呼び掛けている。
エコやサスティナブルといった観点のみならず、お弁当箱としてのデザインも魅力的な製品なので、興味を持った方は支援ページを確認してみてほしい。
製品情報
- BENTO box『COFFEE』
- クラウドファンディングサイト
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(期間は2020年6月29日まで)