バーチャル空間で友人たちとコミュニケーションを楽しむ。「VR SNS」と呼ばれるサービスは、実はそう珍しいものではない。2000年代後半に大きな話題となった『Second Life(セカンドライフ)』をはじめとする様々なサービスがリリースされ、ゲームまで含めるのであれば、さらに多くの作品がリリースされてきた。
しかし、新型コロナウイルスの感染拡大対策として外出自粛が推奨されるこの状況で、「VR SNS」の存在感がこれまで以上に高まっている。そんな中、オープンアクセス(β)を開始したVR SNSが『ambr』だ。
アバターでコミュニケーションを行うVR SNS『ambr』
『ambr』は、アバターを使ってコミュニケーションを楽しむVR SNS。ユーザーは自分の好きな姿のアバターを使用可能で、サービス内で入手できるアバターのほかに、ユーザーオリジナルやほかのクリエイターが作ったアバターも使用できる。
自分の好きなアバターで仮想世界内にルームを作成し、友達やまだ見ぬ人たちとのコミュニケーションを楽しむことができる。
ただ集まってコミュニケーションするだけでなく、バーチャルバーをひらいて、VR飲み会を開くなどといったことも可能だ。バーチャルドリンクやバーチャルトイなどの様々なアイテムが存在するため、バーチャル世界であっても臨場感の高いコミュニケーションが楽しめるという。
利用にはVRデバイスが必要
『ambr』は現在、正式リリース前のβ版で提供されており、対応しているVRデバイスはOculus Go、Oculus Rift (Rift S)、HTC VIVEの3種。また、オリジナルアバターで『ambr』を楽しむためには、3Dキャラクタープラットフォーム『VRoid Hub』とのアカウント連携が必要だ。
今後はVTuberやVRゲーム、現実世界にある施設とコラボレーションした様々な空間の登場を予定しており、展開が楽しみなサービスだ。
サービス情報
- 『ambr』
- 『VRoid Hub』