脳波インターフェース開発キットがKickstarterでプロジェクト達成

脳波インターフェース開発キットがKickstarterでプロジェクト達成

やりたいことを頭に思い浮かべただけで、コンピューターがそれを実行してくれる。そんな時代が来る日も近いのかもしれない。というのも、脳波でコンピューターを操作するためのBrain Computer Interface(BCI)開発キットがKickstarterに登場。見事プロジェクトを達成したからだ。

脳波でコンピューター制御を目指す『MindAffect』

プロジェクトを立ち上げたのは「MindAffect」。脳波でコンピューター制御を目指すスタートアップだ。脳波でコンピューターを操作するのに必要な構成要素は3つ。ひとつは、脳の信号を読み取るヘッドセット。ふたつめは、ヘッドセットが読み取った信号を解析し、コンピューター用のコマンドへと変換する『MindAffect Decoder』。そして、最終的に動作するコンピューターだ。

MindAffect_on_NationalGeographic from MindAffect on Vimeo.

ニューロサイエンティストでなくともBCIが開発できるキット

今回「MindAffect」がKickstarterで立ち上げたのは、BCIの製品版のプロジェクトではなく、BCIを開発するためのキットのプロジェクト。このキットを使うことで、脳波を研究するニューロサイエンティストでなくとも、BCI対応のソフトを開発することができる。もちろん、ソフトを開発するには最低限、PythonやSwift、Javaといったプログラム言語を知る必要がある。ただ、統合開発ツールであるUnityにも対応しており、一般的なプログラマーであれば、気軽に取り組めるレベルと言えるだろう。

脳波によるコントロールが何をもたらすのか?

脳波でコンピューターを操作できるとどんな未来が待ち受けているのか? ひとつは、より面白いエンターテイメントの登場だろう。マウスにゲームパッドにタッチパネルにVR。あらゆるインターフェースの登場は、エンターテイメントに進化をもたらしてきた。エンターテイメントとインターフェースはコインの裏表のような関係にある。

しかし、それだけではない。看護・介護の分野でも大きな進化が見込まれる。脳波でコンピューター操作ができれば、病気や怪我などでコミュニケーションにハンディキャップを抱える人であっても、コミュニケーションが可能になるからだ。また、IoTと組み合わせればコミュニケーションだけでなく、様々な機器の操作まで可能になる。「MindAffect」のプロジェクトをきっかけとして、そんな未来の到来が早まるとうれしい。

製品情報

『MindAffect & OpenBCI "maker" kit』

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