もはやスマートフォンのカメラには必須の写真編集・加工アプリ。「SNOW」や「SODA」など、すでに多くの人気アプリがリリースされているが、クリエイティブツール最高峰のAdobeから最強すぎる写真編集アプリ『Photoshop Camera』が登場した。
Photoshop、通称「フォトショ」と言えばプロも使用する世界最高峰の画像編集ソフトであり、写真の加工・合成や美しいグラフィックの作成など、おおよそ人間が想像する表現をすべて可能にしてくれる夢のようなツール。
今回リリースされたアプリはその名の通り、スマホのカメラで撮影した写真や、取り込んだ写真にハイクオリティのフィルターやエフェクト効果をかけられる、まさにフォトショなみの編集ができるアプリだ。
フォトショのように、コントラストや露出・彩度などのベーシックな写真編集にも使えるが、基本的には写真を撮ってフィルター加工し、それで完了という簡単な使い勝手が魅力。たとえば自分の顔をグリッチアート風に加工できたり、曇り空を真っ青な晴天の青空に変えたり、多彩でハイレベルな加工をとにかく手軽に楽しめる。
Adobeはこれからフィルターの種類をどんどん増やしていくことを明かしており、アーティストやクリエイターとコラボしたフィルターの追加も予定している。リリースのタイミングでは、人気ミュージシャンのビリー・アイリッシュとコラボしたフィルターが搭載されていた。
AdobeのCTO(最高技術責任者)アベイ・パラスニスはアプリの目標を、「みんなのカメラのファインダーに直接フォトショップの魔法をかけること」と語る。ただ、すでにLINEなどの人気SNSアプリにはフィルター加工機能が備わっているため、それらのユーザーにこれまでの習慣を変えて、どうやって『Photoshop Camera』を使ってもらうかが成功の大きな鍵となりそうだ。
『Photoshop Camera』はAndroid用とiOS用が無料でリリースされている。
サービス情報
- 『Photoshop Camera』